皆様、こんにちは。 緑和堂 京都本店でございます。
今回ご紹介させて頂くお品物は、出羽守助重 作「日本刀」でございます。
出羽守助重もしくは摂州住助重は江戸時代寛文頃(1661-1673)に摂州国(現在の大阪府北中部の大半と兵庫県南部)で活躍した刀匠です。非常に切れ味の鋭い刀として定評があります。
江戸時代は漆工や金工の工芸技術がすごく発達した時代です。刀身には豪華な彫り物が施され、鞘には蒔絵が施されるようになり精緻な細工の物が作られるようになりました。今回お買取りさせて頂いた日本刀も非常に時代を感じるものでございましたが、そういった細工などはなかったお品物でございます。より細工の施された刀だともう少しお値段に期待できると思います。
作品の状態によっては評価が変動致しますのでご了承下さいませ。