皆様、こんにちは。 緑和堂 京都本店でございます。
今回、ご紹介させて頂くお品物は中国製『銅鐸』になります。
こちらは京都府八幡市にお住いのお客様よりご依頼をいただき、お譲り頂きましたお品物になります。
古代の中国では、銅鈴と呼ばれていた銅鐸ですが、どういう用途のものだったかご存知でしょうか。
これは内側に金属の棒を吊るし、それをぶつけて音をならしていたようです。
世界最古の物は8cmほどの大きさで、腰に吊るして使用していたようで、その役割は呪術的なもの、神を降ろすというような役割の祭器だったようです。
日本の銅鐸も意味合いとしては同じものですが、中国・朝鮮から入ってきた後、大型化し、独特な様相を呈します。
どちらにしても、銅鐸の役割とは実用的なものとしてではなく、神々を降ろす道具、お祭りの神事に使うものだったと現在では考えられています。
今回のお品物は日本ではなく、中国で造られた銅鐸です。これは遥か昔に使われていたものではなく、当時の品を参考に後代に製造されたものです。
製造年代としてはそれほど古いものではありませんが、造りが良かったことから、今回の評価となりました。
ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
お客様からのお問合せを心よりお待ちしております。
……それにしても、この銅鐸、すごく「強そう」じゃないですか?笑
某ゲームのキャラクターに似ているような……。
たいあたりで大ダメージを負いそうです笑