皆さんこんにちは、緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介致します作品は、山下清のリトグラフ作品「金町の魚つり」です。
28cm×41cmの大きさで飾りやすい大きさとなってます。
300部限定で作られた作品で、右下に名前の判子が押されています。リトグラフ作品なので山下清本人が描いたものではありませんが、それでも色鮮やかであたたかみのある魅力的な作品となっております。付属品などはございませんが、目立つような劣化が無い為今回の評価となりました。
今でも人気のある作家で今回のリトグラフやシルクスクリーン作品だけでなく、ペン画や貼絵の作品も需要がとても高いものとなります。中でも貼絵の作品は数が少ない為高い評価が付きます。
ここから少し作家の説明をさせていただきます。
山下清は東京府東京市浅草区、現在の東京都台東区に生まれます。3歳の頃に風邪を患い、その後遺症により軽い言語障害と知的障害を患いました。施設に入りちぎり紙細工と出会ってから、その世界に没頭していきます。16歳の時に銀座の画廊にて初めての個展を開催し多くの人から高い評価を得ました。中でも梅原龍三郎や安井曾太郎から優れた技術がゴッホやアンリ・ルソーに匹敵すると評価され「日本のゴッホ」と呼ばれるようになりました。