皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!
陳鳴遠 作 『紫砂壺』です
陳鳴遠は明朝末期から清朝初期に活躍した紫砂壺の名手で、中国の宜興市出身です。宜興市は古くから紫泥という素材で有名であり、紫砂壺作りが盛んでした。この紫砂壺とは紫泥で作られる中国の煎茶器の一種で、日本で言うと急須に近い物になります。
陳鳴遠は家族も代々紫砂壺作家でしたので幼い頃から紫砂壺に親しんでおり、自然と紫砂壺作家への道を歩んできました。彼の作品は他とは異なり、植物や動物をモチーフにした立体的な造形が特徴で、実用性だけでなく芸術的な価値も高いものでした。中には本当に急須なのか?と言いたくなるような不思議な造形をしたものもあります。
今回の作品は全体的にシンプルな作りとなっています。口は鉄砲口という真っ直ぐな形で作られていますが作品の周囲は特に文様はなく、底に漢詩が書いてあるのみでした。共箱が無かった事も考慮し上記評価額となっています。
緑和堂では骨董品に加え、絵画や彫刻などの美術品を幅広く取り扱っております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
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