池田俊彦 『凝視する S氏』
池田俊彦(いけだ としひこ)は、現代日本の写実絵画界を代表する画家の一人であり、精緻な人物描写と内面的な世界の表現に定評があります。 『凝視する S氏』は、その作風を象徴するような人物画で、タイトルの通り、モデルとされる …
2025年7月
川瀬竹春 『金襴手瓢形花紋 花生』
川瀬竹春は(かわせ ちくしゅん)は、祥瑞や赤絵、金襴手などを得意とした京焼の名工です。 初代は明治生まれで皇室にも作品を納め、二代はその技を受け継ぎ多彩な釉技法を展開した名陶家でもあります。 『金襴手瓢形花紋花生（きんら …
アルフォンス・ミュシャ 『黄昏』
アルフォンス・ミュシャ（Alphonse Mucha）は、チェコ出身の画家・装飾芸術家で、アール・ヌーヴォー様式を代表する人物です。女性を優美に描いたポスターや装飾的デザインで知られています。 『黄昏（Twilight） …
玉川信一『雲日』
玉川信一（たまがわ しんいち）は、福島県会津坂下町出身の日本を代表する洋画家の一人で、筑波大学名誉教授を務め、文化庁在外研修なども経験しました。 主に人物像をモチーフとした油彩画を制作し、その堅牢な絵肌と力強い構成が評価 …
黄の瀬窯 『古萩数茶碗 』20客
『黄の瀬窯（きのせがま）』は、信楽焼の伝統を受け継いだ土と器で知られる窯元・ブランドです。その名からわかるように、「黄の瀬土」という特有の粘土を使用。これは赤・白の2種類あり、可塑性が高く成形がしやすいのが特徴です。 …
勲章 『宝冠五等』
宝冠五等は、日本の女性に贈られる勲章「宝冠章」の一つです。 正式には「宝冠五等宝冠章」といい、教育や福祉、医療、文化などの分野で社会に貢献した女性に授与されます。 1888年に創設され、当初は皇室の女性や外国の王妃などを …
尺八 露秋 林山
尺八は日本の伝統的な竹の縦笛で、長さは約一尺八寸（約54.5cm）が基本です。もともとは中国から伝わり、江戸時代には禅僧が修行の一環として吹いていました。現在では古典音楽だけでなく、現代音楽や様々なジャンルで使われていま …
唐筆 宿純羊毫中楷 おまとめ
唐筆宿純羊毫中楷とは、中国製の書道筆で、厳選された純羊毛を使い、丁寧に仕立てられた中サイズの楷書用筆です。 宿純羊毫とは、脂分や水分を落ち着かせるために寝かせて加工された上質な羊毛だけを用いた筆のことを指します。毛先のま …
懸仏
懸仏(かけぼとけ)は、鏡板に仏や神の像を取り付けたもので、御正体とも呼ばれています。 鎌倉時代・室町時代に盛んにつくられ、神社や寺院に奉納されました。 江戸時代まで作られていましたが、明治の神仏分離(神道と仏教をはっきり …
PILOT パイロット 『万年筆 朱塗』
今回ご紹介するお品物は、『パイロット製万年筆 朱塗』 でござます。 日本を代表する万年筆ブランドであるパイロット社が手掛ける万年筆は、多数のモデル展開がされていたり、蒔絵など代表する日本文化を組み込んだ一点ものとも言える …
新家新斎 『波車蒔絵 平棗』 鵬雲斎書付
今回ご紹介させていただくお品物は、新家新斎 『波車蒔絵 平棗』です。 金と銀を使った蒔絵で、力強い波の中に車輪が描かれた動きのある美しい一品です。形は平棗と呼ばれるもので、一般的な棗より少し平べったくすっきりとした印象が …
『写楽大首役者絵』
今回ご紹介いたしますお品物は『写楽大首役者絵』です。 こちらのお品物は東洲斎写楽の復刻作品となります。大首役者絵は写楽のデビュー作で代表作として知られています。こちらは復刻し、再販したものです。 こちらのお品物は本来です …
『葛飾北斎 富嶽三十六景 古法純手摺木版画』
今回ご紹介いたしますお品物は『葛飾北斎 富嶽三十六景 古法純手摺木版画』です。 こちらのお品物は葛飾北斎の富嶽三十六景の復刻作品となります。世界で最も有名な浮世絵師である北斎の代表作を復刻し、再販したものです。 こちらの …
上村敦之『双鶴』
上村敦之（うえむら あつし）は、日本を代表する日本画家で、特に花鳥画（鳥や花をテーマにした絵画）の第一人者です。 『双鶴』は、優雅な日本画の伝統を受け継ぎつつ、現代的な洗練を加えた作品として知られています。 二羽の鶴が画 …
清水規 『華宵薬師寺』
清水 規は、東京出身の現代日本画家で、繊細な筆致と鮮やかな色彩をもって日本の自然風景や寺院の風情を描くことで知られています。 『華宵薬師寺』は、奈良・西ノ京の名刹である夜の薬師寺を題材にした作品です。 三重塔などのシルエ …
藤城清治 『ねむの木の子守歌』
藤城清治（ふじしろ せいじ）は、日本を代表する影絵作家・絵本作家です。独自の幻想的な影絵表現で知られ、光と影を巧みに使った繊細で叙情的な作品が特徴です。 『ねむの木の子守唄』 は、夜の森を舞台に幻想的な情景を描いた作品で …
引間二郎 『木彫り熊 木歩』
今回ご紹介するお品物は、引間二郎作『木彫り熊 木歩』でございます。 北海道八雲町出身の引間は、熊彫作家に転向後、リアルで野性味あふれる作風や、デフォルメに近い形で全体的に滑らかさと柔軟性を感じられる作風など、幅広い表現力 …
トーマス・マックナイト 『シーサイドゴルフ』
今回ご紹介させていただくお品物は、トーマス・マックナイト 『シーサイドゴルフ』です。 トーマス・マックナイト はアメリカ出身の現代画家で、明るく洗練された色彩と”リゾート感”あふれる独自の世界観で知られています。とくに1 …
渡部 岱龍『蛍狩り』
本作は、日本画家の渡部 岱龍が蛍狩りを楽しむ女性を描いた作品です。 渡部は、自然体で落ち着いた女性像を多く描き、多数の受賞歴をもつ作家として知られています。 タイトルにある「蛍狩り」とは飛び交う蛍の光を愛でるもので、夏の …
絹谷幸二 『涙するカトリーヌ』
今回ご紹介させていただくお品物は、『涙するカトリーヌ』です。 絹谷幸二はアフレスコ技法を日本に定着させた洋画家で、現代アートの最前線で活躍する文化勲章受章者です。色彩鮮やかさと技術の高さから多くの展覧会で支持されており、 …
井堂 雅夫『大和路の四季』
本作は、井堂 雅夫によって四季折々の景色が描かれた版画作品です。 春は唐招提寺、夏は二月堂、秋は興福寺、冬は薬師寺の４作品となっています。舞い散る花びらや木漏れ日、赤く色付く木々、静かに降る雪など、日常の中にある自然の美 …
川端近左 『雪花蒔絵大棗 内銀溜』 鵬雲斎書付
こちらは、江戸時代よりそ技術を受け継いできた漆芸の作家・川端近左の「雪花蒔絵大棗 内銀溜」 になります。 現在は六代目となり、伝統的な技法によって多くの人々を魅了する作品を生み出しておられます。作家の魅力もさることながら …
坪内 好子『VENTO BOM,AGUA NA VELAII』
坪内 好子は、金箔を使った作風が特徴的な、国内外で活躍する銅版画家です。 タイトルの「VENTO BOM,AGUA NA VELA」というのは、「良い風が吹いてきた、船出の時だ！」という意味のポルトガル語です。 全体に美 …
東郷青児『色紙 美人画』
今回ご紹介させていただくお品物は東郷青児の色紙です。 東郷青児は、日本の洋画家で戦前から戦後にかけて活躍した美術家・文化人です。彼は独特の予情的でエレガントな女性像を多く描き、東郷様式とも称される美しい青やピンクの色調を …
棟方志功 『はまなす妃図』
今回ご紹介させていただくお品物は、棟方志功の木版画作品『はまなす妃図』です。 棟方志功は青森県出身で、日本だけでなく海外からも高く評価された芸術家として有名です。木版画という、木に絵を彫って刷る技法を用いて制作される作品 …
