緑和堂 大阪支店 OPEN‼ 26日目~絵画について:油彩画~

皆様、こんにちは!
緑和堂 大阪支店の清水です!
いよいよ4月も最終日となりました!
大阪支店がオープンして丸っと一か月経ちましたね。
なんだかあっという間に一か月が過ぎたように思います。
この一か月間、たくさんの出張のご依頼、ご来店を頂き誠にありがとうございました!
世の中はGWですが、緑和堂は定休日の5月3日(水)以外はGW中も休まず営業しております!
お休みの間に片づけなどされたら是非緑和堂までご相談ください!

さて、ここのところたくさんご依頼を頂く中で、絵画のご依頼が多くございます。
そこで本日は絵画について少し触れてみたいと思います。

絵画と言っても、その種類は様々です、西洋画、日本画、中国画という国や地域でジャンル分けされたり、
油彩画、水彩画、水墨画のように素材で分けられたり、
人物画、風景画、静物画のように絵の内容で分けられたりとその分け方はたくさんあります。

その中で、本日は素材で分ける油彩画について、触れていきましょう。

油彩画とは顔料を油で溶いて描いた絵画になります。
顔料は石や鉱石などで、それを亜麻仁油などの植物油で溶きさらにテレピン油という油で希釈して絵具を作ります。
その歴史は14世紀後半のヨーロッパを起源とし、15世紀に確立されます。
時代がよく分からないという方には、織田信長が生まれるより100年以上前に生まれた技法というと少しはイメージがつくでしょうか。
そんな歴史のある油彩画ですが、少し特徴を見てみましょう!


写真の絵はアンドレ・コタボという方の作品です。
そのアップした図ですが、ご覧のように非常に起伏の富んだ表面になっています。
油彩画は濃度が濃ければ濃いほどこのように厚塗りし、立体感を出すことが可能です。
ただ立体感を出していたことで逆に油彩画の評価に影響を与えてしまう場合があります。
それはヒビ割れや剥がれです。
造られてから時間が経つとどうしても劣化していきます。
また絵画を飾ったり、外したり、移動したりと、衝撃が加わればそれで剥がれることもあるでしょうし、
飾っていた環境によってはカビが生えたり、ヒビ割れたりもしてしまいます。

絵画に限らず美術品はその保管や展示にとても気を遣う必要があります。
それを怠ってしまうと、もしくは注意していても、状態が悪くなってしまうことがあり、とても繊細なのです。

このように書いてしまうと絵画を飾るのに躊躇してしまうかもしれませんが、気に入った絵画を部屋に飾れば、日々の生活に潤いや活力が得られるのも間違いありません。

大切に仕舞われるよりは飾られて人の目に触れてほしい。
絵を描いた画家たちはきっとそう思っているのではないかと思います。

弊社では状態の悪い油彩画、絵画でも取り扱いが可能です。
ご自宅で眠っている絵画がありましたら是非一度ご相談ください!