こんにちは。緑和堂大阪支店でございます！
先日、出張買取にて諏訪蘇山作の『青磁袴腰香炉』をお譲りいただきました。
諏訪蘇山は、明治から続く京焼青磁の名跡で、当代の四代目まで続いています。『青磁袴腰香炉』は、各代で多く制作されており、蘇山の代名詞ともなっています。
こちらが、市場でよく見られる『青磁袴腰香炉』。
袴を着た武士の姿をイメージした、滑らかな袴腰の形状が特徴的ですね。香炉の上に覆う蓋のことを「火舎(火屋)」というのですが、その部分の素材に純銀が使われているものも多く、人気の高い作品です。
そして、今回お譲り頂いたお品物がこちら。
先ほどの作品との違い、お分かりいただけますでしょうか？
そうです。なんと本作。火舎が純金で作られております。
金の透かし彫りとなっており手に持った際の重量感がとても心地の良い作品です。
重く眩い純金の上にかたどられた鳳凰の姿が、さらに神々しさを演出しています。
純銀の火舎の作品は多く制作されていますが、純金を使用したものは大変珍しいです。
以前のブログでも書きましたが、金相場は近年高騰しております。作家のない場合でも、金製品であれば評価されやすい現状にあります。作家が付いた場合は、それ以上を見込めることがあるかもしれません。
相場は刻一刻と変動しております。お手持ちの金製品について、現在の査定額を知りたい！と考えられた際は、是非一度緑和堂までお問い合わせいただければと思います！
