こちらは、中国清朝の宮廷服です。
皇族の官服として着用される、龍の紋様が入ったものを「龍袍(りゅうほう)」といいます。
龍は古来より世界を治める象徴であると考えられており、皇族の着衣としてはこれ以上にないモチーフであることが分かります。
龍袍は身分によって色分けされており、皇帝は「黄」、皇太子は「琥珀」、皇子は「オレンジ」、他は「青」と定められています。
龍の他にも、不老の象徴である「霊芝雲」や幸福を示す「蝙蝠」、大海と屹立する山岳、波の狭間に揺れる八つの宝など、寓意に満たされた絢爛装飾が見られます。
龍袍は天に通ずる皇族の力を象徴した、中華独特の高貴な衣装といえます。
上記の通り、皇族のみが着用できる希少性に加え、今回はほつれや擦れ、色落ちなども比較的見られなかったことを踏まえてこちらの評価となりました。