こんにちは、緑和堂中部営業所です。
本日は福田芳朗さんの漆芸作品を紹介します。
多くの漆芸作家が工房を構える、石川県山中温泉市の作家です。
共箱・共布も揃っていて作品の状態も良かったです。蒔絵は上蓋表面に菊桐が描かれています。人気のあるものは蓋裏から背面、横面まで全体に蒔絵が施してある作品になります。こちらはシンプルなデザインということもあり、こちらの評価結果になりました。
福田芳朗さんは、2007年に亡くなっていますが、日本工芸会正会員として、茶道具の漆芸作品を中心に、数多くの作品を制作しています。
香合や茶入など蓋のあるものは、蓋と蓋を重ね合わせる際、気持ち良いくらい美しく重なり合い、且つ横面の段差は滑らか。名工の技が光っています。
漆芸作品には、輪島塗や若狭塗、象彦や春慶塗と多くの種類がございます。
押し入れの整理をしていて、見つけた古いお椀や屠蘇器が思わぬ高評価になった。という事もございます。もし漆器をお持ちでしたら、何塗りなのか、調べてみると面白いと思います。