今回ご紹介するお品物は『葵紋蒔絵 厨子棚』です。
厨子棚とは、武家の調度品の一つであり、江戸時代には嫁入り道具としても用いられた棚を指します。こちらのお品物は、徳川家の家紋である葵紋が蒔絵であしらわれ、全体に梨地が施された、たいへん優美な仕上がりの作品です。江戸時代において葵紋は徳川家以外の使用が許されていなかったため、本品は徳川家に近しい家柄に伝わったものと考えられます。
ご覧いただく際のポイントとしては、まず第一にその希少性が挙げられます。前述の通り、本品は徳川家ゆかりの品と見られ、さらに保存状態の良さも相まって、高い評価となっております。