鉄製 『鐙』

今回ご紹介致しますお品物は『鐙』です。

鐙（あぶみ）とは乗馬する際に足をかける道具です。
こちらは江戸時代に制作されたと考えられるお品物です。大枠は鉄で成形され、内部を板張りし、漆で加工しております。また、足の親指のみ掛けていた擦れ後があり、実際に使用していたことが分かります。

こちらのお品は左足のみでのお取り扱いでした。半対でのお品物でなりますが、素材が鉄製であったことや時代性、また装飾性を考慮しこちらの評価に繋がりました。