今回ご紹介いたしますお品物は『唐物堆朱 布袋図香盆』です。
「堆朱」とは朱漆を何度も塗り重ねた漆芸技法のことで、唐物は中国からの渡来品を指します。堆朱は時代を経て古くなるほど重厚感や深みのある味わいとなります。しかし、堆朱以外にも言えることですが時代をさかのぼるほど残存が難しいです。こちらのお品物は香炉などをのせる盆です。図柄には布袋が施されています。
こちらのお品物は時代性があり状態も良いものとなります。通常、堆朱のお品物は漆である為、湿気などによる劣化が多々あります。それらによる欠けなどがあまり見られないことも評価に繋がっています。また、しっかりとした剔紅(てきこう)もみられたため、総合的にこちらの評価となりました。