こんにちは。鑑定士 伊藤です!
兵庫県神戸市中央区にお住いのお客様より、出張買取にてお譲りていただきました。
今回ご紹介するお品物は、三味線・琴・レトロ家具椅子になります。
遺品整理をされているそうで、三味線や琴は30~40年前のお品物との事でした。
琴の良し悪しは、音はもちろんのことですが、音を聞かずとも裏穴から内側の彫り細工を確認するだけでも良し悪しがわかる方法があります。
音の反響をより良くするため、内側にノミで細かい細工が施され、より細かく、より複雑な子持ち綾杉彫りや綾杉彫りになれば高価なものとなります。
お稽古用の琴に多く見られるものが、すだれ彫りになります。
今回お譲りいただいた琴はすだれ彫りのお稽古用のお品物となり、今回の結果となりました。
またレトロな椅子もお譲りいただきましたが、釘を一切使わずに作られており、肌触りも良くとても愛着の湧く椅子でした。
家具なども全て処分をする予定で、産廃業者さんに見積をとられていたそうです。
思い出の品だったのでどなたかに大切にしてほしいとのご要望に添えて、とても嬉しく思います。