今回ご紹介するのお品物は、肥前国吉包 打刀でございます。
吉包(よしかね)は、幕末(1853~1868年頃)に肥前国(現在の佐賀県)で活躍した刀工です。肥前刀の優れた技術を受け継ぎ、切れ味と美しさを兼ね備えた刀を制作しました。佐賀藩の志士たちの刀を手掛けた名工として信頼され、現在の刀剣愛好家からも高く評価されています。
また、本作の種類でもある打刀(うちがたな)は、武士が腰に差して携帯していた代表的な日本刀です。素早く抜刀できる実戦向きの刀として広く使われ、幕末の激動の時代を生きた武士たちの相棒でもありました。
本品は、鎬地(しのぎじ)に施された見事な龍の彫刻、評価の高い「吉包(よしかね)」の銘、そして良好な保存状態がそろった一振りです。作品としての希少性よりこちらの査定につながりました。