江戸時代 腹巻

今回ご紹介させていただくお品物は、江戸時代の腹巻です。 腹巻は、戦国時代から江戸時代にかけて武士が胴を守るために着用した甲冑の一種です。胴をぐるっと巻くような形からその名がついています。 本作は、鉄板を何枚もつなぎ合わせ …

安土桃山期 腹巻

今回ご紹介するお品物は『安土桃山期 腹巻』です。 本作は戦国末期、安土桃山時代に制作された腹巻で、当時の実践用具としての堅牢さと美的意匠が調和した一領です。 黒漆塗の小札を威糸(おどしいと)で緻密に綴じ合わせ、胴回りを覆 …

斉白石 葡萄図 掛軸

今回ご紹介するお品物は『斉白石 葡萄図 掛軸』です。 斉白石は清朝末期から中華人民共和国にかけて活躍した中国近代絵画の巨匠です。特に花鳥画や魚、海老、蟹などを題材にした水墨画で力強い筆致と独自のユーモラスな表現が特徴とし …

淡島雅吉 『ビトモール』

淡島雅吉は日本のモダンガラスデザインの先駆者であり、代表作には「しづくガラス」という柔らかなデザインや表面の凹凸が特徴的な、まるで陶器のように温かみのある手触りを感じさせる作品が挙げられます。 今回ご紹介するビトモールも …

植葉香澄 『市松盌』

植葉香澄はキメラ作品などのポップでユニークな作品が代表的で、2023年の『ポケモン×工芸展』では様々なポケモンを用いた作品を生み出し、その鮮やかな色彩は年代問わず多くの人を魅了して楽しませるような作品を制作されています。 …

スタンウェル・シャコム・ビッグベン 他 欧州ブランドパイプ 23点

今回ご紹介するお品物は、『スタンウェル・シャコム・ビッグベン 他 欧州ブランドパイプ 23点』でございます。 長年愛用・収集されていたお客様より、各ブランドパイプをまとめてお譲りいただきました。刻印で確認できるブランド「 …

文政丁銀 古銭 125.8g

文政丁銀は、1820年より通用開始された秤量貨幣です。 先に発行された元文丁銀と区別するために、新文字丁銀、草文丁銀とも呼ばれています。 当時、鉱山から新たな金銀を多く採掘することが出来なかったため、ほとんどの貨幣が旧貨 …

REUGE『月の光/美しく青きドナウ/アニバーサリーソング』 オルゴール 72弁

本作は、老舗オルゴールブランド「REUGE(リュージュ)」の72弁オルゴールです。 REUGEの歴史は、1865年にスイスにて、シャルル・リュージュがオルゴール入りポケットウォッチを制作する店を設立したことから始まりまし …

PELICAN 『万年筆』

PELICAN(ペリカン)は、1838年にドイツで創業した筆記具メーカーです。最初は絵の具やインクの製造から始まり、現在は主に万年筆、ボールペン、インクなどの筆記具を製造・販売しています。 ペリカンのロゴは「ペリカン(鳥 …

鯉江良二 『筒盌』 

鯉江良二(こいえ りょうじ)は、日本の現代陶芸を代表する陶芸家の一人で、土の持つ力強さと即興的な造形で知られています。 「やきものはすべてメッセージ」という鯉江自身の言葉にも象徴されるように、風刺や社会批評をユーモアや鋭 …

中国書写紙

中国書写紙は、中国で伝統的に使われてきた書道や絵画用の紙のことを指します。特に書道の書写用に適した紙で、質感や吸収性、耐久性などが特徴的です。 主に木材の繊維や竹、稲わら、桑の皮、葛の根などの植物繊維から作られます。良質 …

白隠 慧鶴『六字名号』

本作は、江戸時代の禅僧・白隠 慧鶴による掛軸です。 白隠は、独自の公案や分かりやすい説法で庶民に禅を広め、禅画や墨跡を多く残した臨済宗中興の祖として知られています。 「六字名号」は、主に浄土宗や浄土真宗で用いられる「南無 …

頓阿法師 『十首和歌』

頓阿法師(とんあほうし)は、鎌倉時代の僧侶であり、和歌四天王の1人とされるほど和歌に親しんだ人物として知られています。 『十首和歌』は、後世にまとめられた代表的な十首の和歌群のことを指します。仏教的な世界観や自然の美しさ …

益田芳徳 『硝子花入』

益田芳徳は(ますだ よしのり)は日本のガラス作家で、もともと絵画を学んだ後、ガラス工芸の道へ進みます。 「硝子花入」というのは、ガラスでつくられた花入れ(フラワーベース)という意味です。 フォルムに動きや揺らぎがあり、水 …

河野道一 『運竜』

河野道一(こうの みちひと)は日本・山梨県を代表する水晶彫刻(甲州水晶貴石細工)の作家です。水晶彫刻に従事し、伝統工芸士や一級宝石研磨士としての技術を持つ現代の名工であり、黄綬褒章を受章しています。 彼は「石がなりたがっ …