唐筆(とうひつ)とは唐代(618–907)の製法・様式を受け継いだ筆、またはその名称です。実際には唐代の筆を復刻した現代製品や、名匠の流れを汲む高級筆のブランド名として使われます。
唐代は筆作りの技術が大きく発展し、柔剛兼備(柔らかさと弾力の両立)を備えた筆が生まれました。
水清玉潔とは「水のように清く、玉のように潔い」という意味で、筆や硯に使われる場合、「穂先が清く美しく、筆質が上品で無垢である」ことを表します。
蘭芯羊毫は、羊毫がヤギ毛で作った筆の総称。蘭芯は、筆の穂の中心部分(芯)。全体としては、「芯がしなやかな蘭のようで、外側は羊毛の柔らかさを持つ筆」と表しています。
善璉湖筆は「善璉」が中国浙江省湖州市の善璉鎮のこと。湖筆(こひつ)の最も有名産地のひとつ。善璉鎮で作られた湖筆を指します。
唐筆は、当時の日本における中国文化受容の象徴としての価値があること、保管状態の良さも考慮してこちらの評価となりました。