皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
本日は、『木地中次』をご紹介させていただきます。
まず、中次とはなにかの説明をさせて頂きます。
中次とは棗らと同じく薄茶器の一種となります。円筒形で身と蓋に分かれ、本体の中央部には合わせ口がある形状のものをいいます。基本の形状として棗、中次、頭切、雪吹などの分類に分けられています。
棗や中次の作品といわれデザインを想像するのは漆塗りの作品であったり、蒔絵の作品だと思います。他にも象牙や陶磁器、竹などで作られている物もあります。しかし今作はシンプルに木目のデザインを活かした作品となり、他の作品と比べた際落ち着きのあるデザインの作品だと思います。
評価と致しましても、今作はお寺で使われてきたのか、木箱に銘が書かれており、作品自体から長年の歴史を感じます。保存状態及び専用の箱があったことなどから上記の評価額とさせて頂きました。
緑和堂では、中次作品を含む茶道具作品の集めております。
作家不明の作品でもご相談ください。
また掛軸、陶器、絵画、甲冑、刀剣等幅広くお取扱いしております。
ご自宅・ご実家の整理でご不明なお品物等でてきましたらお気軽にご相談して下さいませ。