エミール・ガレ 花瓶

皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。

今回お譲りいただきましたお品物はこちら。エミール・ガレの花瓶でございます。

エミール・ガレは、フランス北東部のナンシー出身のガラス工芸作家です。若年の頃より植物学や文学、哲学などを学び、ガラスの造型と意匠にその博識を発揮し19世紀ガラス芸術界を牽引しました。ガラス工芸の分野におけるアール・ヌーヴォーの旗手として知られています。

また、日本をはじめとする極東や東方の文化と美術品に親しみが深く、ジャポニスムや異国趣味的作品群も生み出しています。

本作の花瓶はガレが最も多く用いている植物をモチーフとしながら、下部には渦巻くような色彩の入った不思議なデザインをしております。ガレは明確なテーマを持って創作する作家であり、この表現にも何らかの意味合いが込められているのだと思われます。

ガレをはじめとするガラス工芸作品は積極的に取り扱いしております。気になるお品物がございましたら、是非一度緑和堂までお問い合わせください。