本日ご紹介させていただくお品物は、象牙の置物でございます。
こちらのお品物ですが、髭を生やした仙人の足元には蛙がいます。恐らく蝦蟇仙人をモチーフに彫られた作品ではないかと思われます。仙人がにこっりと笑っており、なんだか縁起がよさそうです。
蝦蟇仙人というのは昔、蝦蟇を使って怪しい術をかけたと言われる中国の仙人だそうです。蝦蟇仙人と言えば曾我蕭白や円山応挙などの有名な画家が好んで画題に選んでおります。。
こちらの作品は、着物のシワや髭などの細かい部分が見事に表現された作品でした。顔の作りがのっぺりとした物も象牙作品には多く見受けられますが、こちらの作品は表情も実に豊かな仕上がりでございます。
目立った傷や欠けもなかったため、総評してこちらの評価とさせていただきました。