紅星牌 宣紙

本作は、2008年に生産された「紅星牌」50枚組2点セットになります。

紅星牌(こうせいはい)とは、中国の安徽省涇縣で製造される高級な書道・水墨画用紙のことで、宣紙の代表格として知られています。

原料は安徽省涇縣産の青檀皮と稲藁で、生産地の水で漉かれます。
大きさに合わせて複数の職人が紙を漉く伝統的な技法が用いられています。
決められた地域、原料で、伝統的手法に基づいて漉かれた紙のみを宣紙と呼ぶことができます。

青檀皮は耐水性と耐蝕性に優れており、作品を長期保存できるという性質から、古くから資料の保存などに宣紙が使われてきました。
また、滲みが美しく出るため、日本でも愛用者の多い書画用紙となっています。

一般的に、製造年が古いほど評価が高くなる傾向にあります。

本作は、比較的新しい年代の製品であることや状態の良さを考慮して、上記の査定結果となっています。