セーラー万年筆 山田平安堂 『白檀塗 長刀万年筆』

本作は、宮内庁御用達の漆器ブランド「山田平安堂」とセーラー万年筆の共同制作による万年筆となります。

白檀塗は、金や銀の箔の上から透明な漆を重ね、飴色の光沢を生み出す伝統技法です。香木・白檀の色調に似た上品な艶を持ち、光の角度で箔の輝きが柔らかく透けるのが特徴です。経年で深みが増し、気品と温かみを併せ持つ日本の美を象徴する塗りのひとつです。

ペン先には、よくしなる21Kと「長刀研ぎ」という技法が用いられており、漢字の書きやすさが特徴です。日本の伝統美と機能美を併せ持った魅力的な一品となっています。
また、木箱入りの未使用品であることも考慮して、本作は上記の査定結果となりました。