今回ご紹介するお品物は、古梅園 曹素功 四百年記念墨 白鳳墨です。
曹素功は中国・北京の老舗製墨工房で、明末期から続く歴史があります。堯千氏は工房内で墨の製作や管理を担当した職人の名前として知られています。古梅園は日本・奈良に江戸時代末期から続く老舗製墨所で、白鳳墨をはじめとした和墨で書道・日本画の世界で高く評価されています。どちらの工房も、書道具において名高い存在です。
今回の墨は、両工房によるコラボレーション作品で、400年記念に制作された特別な品です。表面には蒔絵風の装飾が施され、書道用としての実用性に加え、美術工芸品としての価値も備えています。墨本体は状態良好で、割れや欠けはなく、箱も揃っています。保存状態、装飾の美しさ、希少性を兼ね備えたお品物として、今回の評価とさせていただきました。