松永武雄は高岡銅器を代表する作家の一人で、龍をモチーフとした作品で知られています。
高岡銅器は、富山県高岡市において1611年に加賀藩主・前田利長が鋳物師を招いたことから始まった伝統工芸です。400年以上の歴史を有し、江戸時代中期以降は仏具や花器、茶道具などの需要拡大に伴い発展しました。現在では日本を代表する金工産地の一つとして知られています。
今作は重さ約20kgと非常に存在感のある香炉です。龍がモチーフとなっており、蓋部分と胴回りにも龍の意匠が施され、香を焚くと透かし部分から煙が立ち上る構造となっています。
保存状態は良好で、目立った傷もなく、紛失しやすい付属品も揃っている点を踏まえてこちらの査定額となりました。