平安吉兆は、京都・五条坂を拠点に制作を続ける京焼・清水焼の陶芸作家です。1971年に独立して現在の雅号を名乗り、主に染付磁器による煎茶器や茶器類を制作してきました。
吉兆の水注は、端正な造形の磁器に、祥瑞・花唐草・四君子・水中図などの文様が用いられ、煎茶の世界観にふさわしい静けさと気品を備えています。京焼・清水焼作家としての吉兆の力量がよく表れており、実用性と鑑賞性を兼ね備えているとして煎茶家や愛好家から長く支持されています。
今回のお品物も祥瑞が全面に施されており、穏やかな水の表現が安らぎを感じさせます。煎茶をたしなむ際にうってつけのお品物です。
現在煎茶道具は高く評価されており、こちらの作品も煎茶での活用が見込める点を考慮してこちらの評価額となりました。