久下じゅんこは、大阪府出身の現代画家です。
「少女の輝き」をテーマに、おとぎ話から現れたような可憐な少女やどこか懐かしい雰囲気を感じる振袖姿の少女などを、主にアクリル絵の具を用いて描きます。
緻密に描かれたレースや紋様、また少女と共に描かれることが多い植物などの細部までを描き込む、写実的な表現が特徴です。
武蔵野美術大学空間演出デザイン科で学んだのち、イラストレーターや舞台美術の仕事を経て、2014年より本格的に画家としての活動を開始しました。東京や大阪の百貨店・ギャラリーでの個展を中心に数多くの展覧会を開催してます。国内外のアートフェアや画廊企画展に多数出品するなど、現代のアートシーンで今とても注目されている期待の作家のひとりです。
見る人の心にやさしく寄り添うような、物語性にあふれた繊細な画面づくりが大きな魅力となっています。
マイク・クプカ(Mike Kupka)は、アメリカ・ニュージャージー州出身のフリーランス・イラストレーターであり、写実的な油彩画技法を用いた表現で知られています。ベケット社主催の第10回スポーツギャラリーコンテストで最優秀賞を受賞し、『USアートマガジン』誌の「注目すべきアーティスト25人」にも選ばれています。
同州の美術学校で美術を学び、写実的な油絵という独自のスタイルを確立し、イラストレーションに焦点を絞っていきました。約8年間のフリーランス活動を経て、ミュージシャンのオジー・オズボーンを描いた肖像画をきっかけにディズニーの公式ライセンス・イラストレーターとなりました。
ディズニー公認アーティストになることは決して容易ではありません。ディズニー作品は世界的なブランドであり、そのイメージを扱うアーティストには高度な技術と深い理解が求められます。キャラクターの造形を正確に再現するだけではなく、作品が持つ夢や感動、希望といった精神性までも表現しなければならないからです。
彼はその厳しい基準を満たし、約8年にわたってディズニー作品の公式アート制作に携わりました。その後はルーカスフィルム社とライセンス契約を結んだほか、ナショナルホッケーリーグ(NHL)のライセンスイラストレーターも務めました。
現在は著名なスポーツ選手やアーティストの作品を数多く手掛けており、ワーナー・ブラザース、NFL、NBAなどの企業とのライセンス契約にも携わっています。
アントニ・タピエス(1923–2012)は、スペイン・バルセロナ出身の現代美術家です。第二次世界大戦後のヨーロッパにおける抽象芸術運動「アンフォルメル」の代表的な作家として、そして20世紀を代表する芸術家の一人として知られています。
芸術活動を始めた初期はパウル・クレーなどに影響を受けたシュルレアリスム作品を多く発表していましたが、後年にかけては絵の具に大理石の粉末や粘土を混ぜ廃紙や絨毯なども画材の一つとして扱う「ミクストメディア」の技法を本格的に表現の軸へと据えました。
1990年には第2回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞し、日本でも愛されている作家です。作品はスペインのアントニ・タピエス美術館のほか、ニューヨーク近代美術館(MoMA)など、世界各地の美術館に収蔵されています。
萩原英雄(はぎわら ひでお)は、昭和から平成にかけて活躍した版画家です。
山梨県甲府市に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で油画を学び、卒業後は浮世絵版画の制作・復刻を行う高見沢木版社に勤めました。その後、病気療養をきっかけに木版画の制作に取り組み、独自の技法を追求していきます。
従来の木版画の枠組みにとらわれず、版木の裏面から色や形を浸透させ、それを活かして表面から刷り重ねる「両面摺り」など、革新的な技法を開拓しました。こうした試みによって、木版画に豊かな色彩や奥行きのある表現をもたらし、独自の版画世界を築き上げました。
特に日本の現代抽象木版画における第一人者として知られ、国内外の国際版画展でも高い評価を受けた作家です。
池上 秀畝(1874年-1944年)は、明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家です。現在の長野県に生まれ、後に帝室技芸員に選ばれる荒木 寛畝の門下に入りました。
文展にて1916年から3年連続で特選を受賞し、帝展で無鑑査や審査員を務めるなど、官展を中心に「旧派」を代表する画家として活躍しました。師である荒木寛畝から継承した伝統的な画法を基礎としながらも、当時の新派が試みた空気感や明暗の表現を柔軟に取り入れた作風が特徴です。
緻密な花鳥画や山水画を数多く残し、画塾「伝神洞」の主宰も務め後進の育成にも努めました。2024年には生誕150周年を迎え、ゆかりのある各地で池上 秀畝の展覧会が行われ、今なお愛されている日本画家です。
現代日本画家・寒河江智果(さがえ ともか)は、1977年東京都に生まれ、2001年に女子美術大学絵画科日本画専攻を卒業しました。在学中から個展・グループ展を中心に精力的に作品を発表し続けています。
きらめく粒子感が特徴的な岩絵の具で、「キラキラと輝く女の子」を主題とした作品を制作しています。
時代の流行のなかを生きる現代の女性を、在学中に習得した伝統的な日本画の技法で描く独自の作風を確立しています。
また、イラストレーターとしても多くの書籍装画や挿絵を手掛けるなど、幅広い分野で活躍しています。