Replogle Globes(リプルーグル・グローブス)は、アメリカ・シカゴで創業された世界最大級の地球儀製造会社です。
「地球儀」が主に学校教育の教材として販売されていた1930年頃、リューサー・アーウィン・リプルーグルは自宅アパートで手作りした地球儀の販売を始めました。彼は「地球儀は学習用品としてではなく、家庭の装飾品としてより価値があるべき」「すべての家庭に地球儀を」と考え、一人の工員を雇って小さな工場を構えました。
そして名門百貨店から10万個の注文を受けるなどし、事業の基盤を築いていきました。
その後、1941年12月8日未明(ハワイ時間では12月7日)に起きた真珠湾攻撃を契機に、世界情勢への関心が高まった市民から地球儀の需要が急増しました。さらに、ルーズベルト大統領がラジオ演説で地球儀を見るよう呼びかけたことも需要拡大につながりました。戦後は国境の変化により一時的に販売が落ち込みましたが、1950年代には再び注文が増え、生産体制も拡大しました。
1959年に会社は「メレディス社」に買収され、数年後にはリプルーグル氏が「スキャングローブ社」を共同設立。1973年にはウィリアム・C・ニッケルズ家がリプルーグル社を取得しました。
リプルーグル氏の死後、1988年にリプルーグル・グローブスはスキャングローブ社の残りの株式を取得し、2003年にはアメリカ本土に「リプルーグル」ブランドとして移転しています。
創業からほぼ100年を迎える現在も、リプルーグル・グローブスは成長を続け、機能性と鑑賞性を兼ね備えた地球儀を生み出し続けています。
1880年にイギリス・ロンドンにて馬具専門製造卸売業ブランドとして創業、その後父親の会社を引き継いだアルフレッド・ダンヒルは、1904年に開発した「フロントガラスパイプ」を皮切りにパイプ製造事業に参入します。
1907年にイギリス・セントジョーンズにてタバコ専門店をオープンさせ、今でも人気の高いライターやパイプの製造を本格的に稼働していきました。
品質と製造にあたる技術力は確かなもので、1930年代頃には皇室御用達ブランドにまで成長していました。1969年には、イギリスのエリザベス女王からブランド品の輸出に関する功績が高い評価を得ています。
現在はカルティエなどを傘下に置く「リシュモン・グループ」に買収されていますが、スーツや時計、バッグや喫煙具など、商品カテゴリーの幅を広く展開しています。ここまで紳士的に意識されたメンズラグジュアリーブランドは他にないと言われるほど、洗練された気品ある高級品として今でも世界的にも人気を博しています。
ピーターソンは、パイプに代表されるアイルランドの喫煙具メーカーです。
1865年、アイルランドのダブリンにてフリードリッヒ・カップとハインリッヒ・カップの兄弟が創業したパイプ煙草の販売会社を起源とします。
その直後、カップ兄弟の工房に立ち寄ったチャールズ・ピーターソンが、自分ならより良いパイプを作れると宣言したことで、三人でのパイプ製造会社が始まりました。
1890年に彼らは、煙道の下にジュース溜まりを設けてフィルターの役割にする独自機構「ピーターソン・システム」を開発し、発売を開始します。1898年にはリップの煙道を上向きにした「ピーターソン・リップ」を開発します。さらに「アーミーシステム」と呼ばれるシャンクに金属を巻き、吸い口を先細りにして接続する独自機構も開発し、今あるピーターソンのパイプに通じるひな型とも呼べる姿が出来上がりました。
ピーターソンのパイプはその後世界中に流通することとなり、現在においても人気の高いメーカーとなっております。
オールドノリタケは、ノリタケ製の陶器の中で1800年代末から第二次世界大戦までに作られたアメリカ輸出用の物を指します。輸出用に作成されていたため日本ではあまり流通しておらず、アメリカでアンティークとして人気です。オールドノリタケと呼ばれるようになったのは1990年頃で、英語では「EARLY NORITAKE」と呼ばれています。
オールドノリタケの特徴は製造時期だけでなく製法にもあります。現ノリタケは転写紙などを使用した大量生産のニーズに応えた製法ですが、オールドノリタケは手作業で描かれる美しい絵付けや精巧な細工が施されており高い芸術性を持っています。
オールドノリタケのデザインの特徴として、当時の世の中の生活様式の変化や芸術などを積極的に取り入れていることが挙げられます。そのデザインについても大まかに二つに分けられており、オールドノリタケの初期商品に見られる、多彩な絵の具と金彩で仕上げられたアールヌーボー様式。人々が楽しみや快楽、また風変わりなものを求めてパリ万博以降に世界に広がったアールデコ様式と分けられます。
どちらの商品についても手彩色に金彩が施されているなど、優美さと豪華さを兼ね備えている一級品です。
オールドノリタケの見極めについては、重さや質感や技法など見極め方法がいくつかありますが、一番わかりやすいのは商品裏面にあるバックプリントです。バックプリントは30種類あり印の形や色からも時代が分かるようになっています。さらに、作られた時代だけでなく輸出先や作られた工場や産地なども分かるようになっています。もちろんあまり流通していないバックプリントも存在しており珍しい商品は高額で取引が行われています。
1830年創業フランスのシルバーウェアの老舗ブランド
フランス王ルイ・フィリップやナポレオン3世の時代から、王家御用達として世界の王族貴族に多くの銀器を納めました。
「食卓の芸術品」として広く知られ、パリ・ルーブル美術館などにも今なお数々の作品が展示されています。
世界各国の大使館、公邸、一流ホテル、有名レストランなどでも愛用されており創業以来「創意・伝統・品質」を理念とし、創業者のモットーである「唯一の品質、それは最高の品質」を忠実に守り続けています。
Cristofle(クリストフル)はフランスのパリに本社を持ち1830年、宝石商のシャルル・クリストフルが創立した銀製品の老舗メーカーです。
創業者シャルル・クリストフルの掲げた信条は「オンリーワンの品質」でした。
当初からこの信条に忠実にあり続ける為の必要条件として「常に最新の生産技術を用い、製品品質を継続して高めることで、生産性を高めることが必要」と掲げ、その言葉どおりに常に技術革新を行いました。たちまちクリストフルは銀食器市場の開拓者にして市場におけるリーダーの地位を確立します。
1844年頃にはクリストフルは大量生産の体制を整え、19世紀のクリストフルの銀製品を今でも世界中のアンティークショップや蚤の市で見ることができます。その圧倒的な人気を象徴するようにヨーロッパ各国の銀工房がクリストフルを模倣したと言われています。
サンルイは1586年、フランスはロレーヌ地域で創業したガラス製品メーカーです。ロレーヌはかつてフランス北東部に位置した地域圏で、2016年に周辺地域圏3つが統合され現在はグラン・テスト地圏と呼ばれています。
この地域で開かれたミュンツタール・ガラス工房は、1767年当時のフランス国王ルイ15世から「サンルイ王立ガラス工房」の称号を与えられます。1781年にはクリスタルガラスの製造技術を確立し、ヨーロッパ初のクリスタルガラス製造メーカーとなりました。
クリスタルガラスとは、一般的には基本的なガラスの材料に酸化鉛を添加して作られるガラスのことを指します。酸化鉛を加えることで透明度と屈折率が上がり、水晶のような輝きを持つガラスとなります。それ以外にも、酸化鉛を含まない代わりに酸化カリウムや酸化チタニウムを含むものなどが存在します。
サンルイにはフランス国家最優秀職人章を持つ職人が多数在籍し、成型・カット・装飾に至る全工程を手作業で行っています。
ロレーヌ地方がドイツに割譲されたり、第二次世界大戦によって一時操業停止に追い込まれる等、幾度も危機に瀕してきたサンルイ。それでも灯が消えることは無く、1995年エルメスグループに入り、現在もテーブルウェアやシャンデリア、フラワーベースなどのガラス製品を手作業で作り続けています。