皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介させていただきますお品物はこちら。大筒の火縄銃でございます。
1543年に種子島へ伝来した鉄砲が、瞬く間に当時の合戦の様相を変えてしまったのは皆様もご存知のところではないでしょうか。その時の鉄砲というのが、現代戦闘で使われるような銃器ではなく、俗に「火縄銃」と呼ばれる火縄に点火して発砲する形式を持つものでした。
刀や甲冑がそうであるように、火縄銃にも様々な形のものがあり、現代では骨董品として多くのコレクターの間で親しまれております。
戦国時代を記した本や映像などでは、細長い形の火縄銃をよく見かけるかと思います。しかし先述したように、火縄銃にはそれ以外にも短銃や洋式銃など、様々な形のものがあります。
今回お譲りいただいたのは「大筒」と呼ばれる大きな口径を持つ火縄銃です。筒は短いですが大砲のように太く、かなりの重さがあり、剛健な風格を感じさせます。
今回は作家の銘などはありませんでしたが、状態が良く人気のある形のお品物であったため、こちらの評価とさせていただきました。