こちらは、主に能楽の演奏などで用いられる「能管」と呼ばれる和楽器です。
菅の長さは40cm前後であり、独特の高音が特徴です。
同じ横笛の「龍笛」とよく間違われますが、能管は指孔の周りが赤くなっていることや、頭の素材に金属が使われているという特徴を押さえておけば判別が可能です。
能管は一般的に竹材が用いられており、古い煤竹であるほど音が良いとされております。
竹材の他にも「合竹製」のものがあり、良い音は奏でられるのですが、手間と時間をかけて精製された竹材の能管の方が評価は高まります。
本作は竹製のお品物であり、頭金には一羽の鳥が彫られております。全体的に状態が良く、笛筒も合わせてお譲りいただきました。
さながらすぐに本番の演奏でも使用できるような完品状態であったため、今回はこちらの評価とさせていただきました。