尺八は、奈良時代に中国・唐から伝わったとされる、長い歴史を持つ日本の伝統楽器です。現在は主に「琴古流」と「都山流」の二大流派があり、今回ご紹介する尺八は、明治時代に生まれた「都山流」のものです。都山流は、色彩豊かで華やかな音色が特徴とされています。
本作は二尺六寸、約78.8cmと、一般的な尺八と比べてかなり大きなサイズです。また、途中に中継ぎがなく、一本の竹から作られた「一本管」と呼ばれる造りになっています。
伝統的な形を残しており、竹本来の自然で深みのある響きが魅力です。現在では比較的珍しい造りで、竹の自然な風合いを活かした落ち着いた佇まいも印象的です。
外観・内部ともに比較的良好な状態が保たれており、現在の市場相場なども考慮したうえで、今回の査定額とさせていただきました。