こちらは、淡々斎直筆の茶掛作品です。
淡々斎は、茶道裏千家十四代家元で、茶道の学校教育への導入や海外普及に尽力しました。また、書画や能、和歌など多彩な才能を持ち、優れた作品を多く残しています。
千利休の系譜である裏千家の家元となれば、その直筆の書画は大変な人気を持ちます。
本作は自分で描いた絵に自分で賛を送る「自画賛」の作品です。
つまり、淡々斎自ら描いた兎の絵に『邀月』の字をいれたものとなります。
邀月は月を迎えるという意味があります。兎と月の組み合わせからも、涼やかな秋に飾りたい茶掛作品ですね。
今回は季節ものの茶掛作品であり、高名な茶人の肉筆作品であることを踏まえこちらの評価とさせていただきました。