合志市について

合志市は熊本県北東部に位置し、2025年4月時点の人口は約6万5千人です。市域は東西約12km、南北約8kmに広がり、面積は53.19平方キロメートルです。地形は北部に阿蘇山の火山灰が堆積した黒ボク土壌が広がる平坦地があり、南部には標高約100メートルの丘陵地帯が連なっています。市内を流れる菊池川や合志川は農業用水として利用され、穏やかな地勢が特徴です。合志市の地名の由来は、古代に「皮石（かわし）」と呼ばれていたことに遡ります。『日本書紀』には持統天皇10年（696年）に「肥後国皮石郡」の記述が見られます。その後、和銅6年（713年）に「好字好音」の詔により「皮石郡」が「合志郡」と改められ、この名称が定着しました。このように、地名には古代からの歴史が反映されています。市の花はカスミソウです。カスミソウはその繊細で可憐な姿が市民に親しまれ、豊かさや希望を感じさせる花です。また、市の木はクヌギです。クヌギは夏に涼しい木陰を作り、秋にはどんぐりを通じて子どもたちに遊びや夢を与える木として親しまれています。カスミソウとクヌギは、合志市の自然と調和した魅力を象徴するシンボルです。