山口四郎は、琴古流尺八の名手であり、尺八製作家としても知られています。
「琴古流」は江戸時代中期に活躍した黒澤琴古を始まりとする尺八の流派です。
山口は、17歳で「初代 川瀬順輔」に師事し、1921年には竹盟社(琴古流尺八の専門家団体)を設立しました。
彼が手掛けた尺八は「四郎管」と呼ばれています。
現代の物よりも内部が広い構造になっており、独特の音色が鳴るのが特徴です。
現代の一般的な尺八とは異なる点が多く、吹くのにもコツがいるようです。
時代と共に技法やこだわりの変化が見られるようになりましたが、音色の美しさや品質の良さからファンの多い作家となっています。
焼き印あり、状態も比較的良好であることなどを考慮して、本作は上記の査定結果となりました。