本作は、色絵磁器の人間国宝・藤本能道が手掛けた陶板画『翡翠』でございます。作品集と陶額が揃った、限定120部の希少なお品です。
藤本は「鳥」を主題に、陶器特有のやわらかな白磁の肌に繊細な色絵付けを施す作風で広く知られております。
本作では、柳を思わせるしなやかな枝に佇む雄の翡翠が描かれており、鮮やかな青緑色の羽の美しさと、生き生きとした表情が印象的です。すべてが手作業で仕上げられているため、一点ごとに線の表情や色彩に微妙な違いがあり、同一のものが存在しない点も魅力のひとつです。
人気作家による作品であることに加え、保存状態も良好であったことから、上記の評価とさせていただきました。