近代日本画の復興に尽力し、戦後は制作の傍ら美術行政にも取り組んだ日本画家・安田靫彦。日本画の中でも特に歴史画を得意とし、多くの優れた作品を残しています。
安田は1884年、東京日本橋に生まれました。13歳の帝室博物館の法隆寺金堂模写や日本画家たちの作品を目にし、自らも画家になることを決意。前田青邨と共に紅児会を結成しました。東京美術学校はすぐに退学してしまいますが、岡倉天心に認められ日本美術院に参加します。1914年の日本美術院再興の際は横山大観や下村観山とともに尽力しました。また、画家になるきっかけとなった法隆寺の壁画壁画保存会にも所属しています。
戦後は国宝保存会委員や文化財専門審議会委員などにも就任し、文化財行政でも活躍しています。その他、1944年より、東京美術学校教授も務めました。
1948年に文化勲章を受章。1951年には文化功労者に顕彰されています。
代表作となる『飛鳥の春の額田王』や『窓』は切手にも採用されました。






