牧野邦夫 『裸婦』

今回ご紹介するお品物は、牧野邦夫のエッチング作品『裸婦』でございます。 牧野邦夫の魅力は、レンブラントを愛しているというほどの影響を受けた画力と卓越した描画技術を駆使して描かれる、濃密で現実的な力のある人物画だと言えます …

中島千波 『桜花春映』

今回ご紹介するお品物は、中島千波のシルクスクリーン作品『桜花春映』でございます。 中島千波は桜をテーマとした作品を中心に、原画からシルクスクリーンまで数多くの作品を発表しており、根強い人気を持つ作家になります。 今回のお …

陸軍大学校卒業徽章

今回ご紹介するお品物は、大日本帝国の最高学府である陸軍大学校を卒業した将校に授与された「陸軍大学校卒業徽章」です。 中央に金色の五芒星を配し、周囲を精緻な菊花文様で囲んだ意匠は陸大卒業者としての誇りと権威を象徴しています …

益田芳徳 『硝子徳利』

益田芳徳(ますだ よしのり)は、日本の現代ガラス工芸を代表する作家です。元々画家志望でしたが、ガラスの造形に魅了され、国内外で高く評価される作品を数多く残しました。 硝子徳利はガラス製の徳利のことで、日本の酒器の一種で、 …

クリスチャン・ラッセン 『ウィニー ザ プー マジックデイ』

今回ご紹介させていただくお品物は、クリスチャン・ラッセン によるミクスドメディア版画作品『ウィニー ザ プー マジックデイ』です。 クリスチャン・ラッセンは、アメリカ・ハワイ出身の海洋画家で、美しい海や光、自然をテーマに …

前川 泰山『木菟』

前川泰山(まえかわ たいざん)は、高知県出身の熟練珊瑚彫刻家で、サンゴ工芸界の名匠として知られています。約65年にわたって独自技法を発展させ、革新的なアプローチやユニークなモチーフを取り入れてきた人物です。 珊瑚の持つ温 …

初期伊万里 皿

今回ご紹介するお品物は『初期伊万里 皿』です。 初期伊万里(17世初頭~中頃)に作られた伊万里焼のことで、佐賀県で磁器の技術が導入されてからの最初の50年間を指し、骨董界でも非常に人気があり、希少価値の高いものとされてい …

WATERMAN 万年筆

MATERMAN(ウォーターマン)は、1883年にニューヨークでルイス・エドソン・ウォーターマンが創業した老舗万年筆ブランドです。 1884年に「Three Fissure Feed(三溝給墨)」という新たな給墨機構を特 …

工藤和男 『魚市場』

工藤和男(くどう かずお)は、漁村や漁業に従事する人々をモチーフに力強いタッチと豊かな情感で描く洋画家です。 『魚市場』は、昭和の日本を象徴するような市場の活気を、写実的かつ情感豊かに描いた絵画です。 魚市場のにぎわいや …

リュート

本作は、ヨーロッパで古くから愛されている「リュート」という楽器です。 リュートは、15~17世紀にかけてヨーロッパで流行した撥弦楽器(はつげんがっき)です。 「楽器の女王」と称されており、繊細で上品な音色は人々を魅了し、 …

古九谷焼 小皿

今回ご紹介させていただくお品物は、古九谷様式のお皿です。 本作は、古九谷焼の特徴である色絵の技法が用いられ、独特の色使いと緻密な模様が見どころです。伝統的な古九谷の雰囲気をしっかりと感じられる、味わい深い一枚です。 丁寧 …

宮本 理三郎『赤蛙』

本作は、彫刻家の宮本 理三郎が手掛けた木彫り作品『赤蛙』になります。 宮本は、1904年に大分県で生まれ、三谷光月、佐藤朝山に師事しました。 1929年に第14回日本美術院展にて『赤蛙』が初入選し、第20回~第30回まで …

ベルナール・ビュッフェ 『ムーラン・ルージュ』

ベルナール・ビュッフェは、1928年にフランス・パリで生まれました。10代で母親を亡くしたことをきっかけに、絵を描く道へ進んだとされています。針金のように鋭利な線を特徴とする作風で知られ、油彩や版画を多く手がけた作家です …

カメオ ブローチ

カメオとは、貝殻や宝石などの層状の素材を用い、上層を彫刻して下層との色の違いで模様を浮き立たせた彫刻作品です。 カメオはイタリア語に由来し、さらにルーツをたどるとラテン語やアラビア語の「宝石」や「彫刻」に関する語に関連し …

浅野信康 『彩霞』

浅野信康(あさの のぶやす)は、自然美をテーマにした繊細かつ透明感ある日本画作品で高く評価される現代作家です。 近年は富士山や桜、神社や渓流など、日本の自然や風景を題材とした透明感のある大作が多いのが特徴です。 浅野氏は …

西村公義 『赤いドア』

西村公義(にしむら まさよし)は日本の画家で、主に風景画を中心に油彩作品を制作しています。 自然や建物の静かな風景を繊細かつ落ち着いた色調で描くことが多く、その作品にはどこか懐かしさや静謐な雰囲気が漂います。 写実的であ …

横尾忠則 リトグラフ

横尾忠則(よこお ただのり )は、日本の美術家・グラフィックデザイナー・版画家・画家・作家です。戦後日本のアートシーンを代表する存在で、独創的かつ挑発的な作風で国内外に強い影響を与えました。 明るく原色系の色彩が多用され …