高野与八 白桔梗

高野与八は、秋田県を代表する創作こけし作家のひとりです。 植物や人物モチーフを繊細に描き分ける作風を得意とし、職人的な木地技術と芸術的感性を兼ね備えた作家として知られています。 底面に「白桔梗」と銘打たれた本作は、端正に …

東郷 青児 『あこがれ』

東郷青児は、鹿児島県出身の洋画家で、大正から昭和期にかけて活躍し、日本の近代洋画壇において独自の地位を築きました。 柔らかな曲線や、磁器を思わせる滑らかで均整の取れた画面構成、落ち着いた色調で描かれた伏し目がちな女性像は …

徳川 光圀 『消息』

本作は、徳川 光圀の消息(手紙)を軸装した作品です。 付属の古筆鑑定家・古筆了仲の書によると、光圀が交流のあった儒学者・林 鵞峰(林 春斎)に宛てた手紙だと考えられます。 徳川光圀は江戸時代の水戸藩藩主で、「水戸黄門」の …

国友藤内重当 火縄銃

こちらの作品は近江国國友村で制作されたものです。 銘は削れ、完全には読めない状態となっておりますが、刻印と彫から国友藤内重当の作であると考えられます。 国友鉄砲鍛冶は、近江国国友村に成立した鉄砲鍛冶集団です。鉄砲伝来後、 …

林 喜市郎 『富士』

50歳を過ぎて画家デビューを果たした林喜市郎は、生涯にわたって茅葺民家を題材に作品を描き続けました。愚直に生涯のライフワークとして民家を描き続けたことにより、繊細で日本の風情を表現する作風が高く評価され、優美性と写実性に …

但野英芳 江戸切子 高杯

本作は、江戸切子作家である但野英芳が手がけた高杯です。 但野英芳は、但野硝子加工所の二代目であり、従来の江戸切子で多く見られる直線的・幾何学的な文様に加えて、やわらかな曲線や彫りの強弱でつくりだされた動植物や風景などのモ …

三輪良平 『舞妓』

三輪良平は、京都を中心に活躍した日本画家で、舞妓や芸妓を題材とした美人画で広く知られています。繊細な筆致と上品な色彩表現を特徴としており、その優美な作品は現在でも多くの人々に親しまれています。 本作は、華やかな着物をまと …

平山郁夫 『月光』

平山郁夫は、日本を代表する画家の一人で、特にシルクロードを題材とした幻想的かつ荘厳な作品で広く知られています。深い精神性と静謐な空気感を宿した作風は、多くの人々を魅了し続けています。 本作は、作家特有の静寂さと神秘的な世 …

天保二朱判金

本作は、江戸時代後期の天保3年(1832年)に鋳造が開始された小型金貨「天保二朱判金」です。 江戸後期には幕府財政の悪化が続き、貨幣改鋳による鋳造益の確保や貨幣制度の調整が行われていました。また、金貨体系の細分化を進め、 …