皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
本日ご紹介する作品はオーギュスト・モロー作のブロンズ像「La 1ère Flèche」です。タイトルの日本語訳は「最初の矢」になります。
オーギュスト・モローは、彫刻家業を営むモロー一家の三男として生まれます。長男のマチュラン・モロー、次男のイポリット・モローとともにモローブラザーズと呼ばれ、パリ万博などで様々な受賞歴を残しました。
オーギュストモローが作る作品のモチーフは若い男女や天使、小動物、子供などが多く、これは社会的動乱の時代に感情や個性を自由に表現したいというロマン主義の表れになります。そんなロマン主義の作品は新しい芸術であると評価され、19世紀末から広がったアール・ヌヴォー様式を代表する作家として、オーギュスト・モローの名前はよく挙げられています。
今回の作品も、自由や潔白さを表現したロマン主義の作品になります。モチーフになっているのは見ての通りの天使、キューピッドです。当時の時代背景の影響もあり、富裕層に人気のあったオーギュスト・モローの作品ですので、美しさはもちろん一級品です。モチーフが天使なのでリビングでも廊下でも、どこに飾っても華やかさや上品さを演出してくれそうです。
緑和堂ではオーギュスト・モローを始めモロー一家の作品や、その他のブロンズ作家作品もお取り扱いしております。
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