皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介いたしますお品物は、出張にてお譲りいただきました許麟盧 作の花鳥画でございます。
許麟盧は、中国山東省蓬莱市出身の書家・絵画家です。
幼いころから書画・絵画に親しみを持ち、触れて過ごしてきました。成長してからは書家・絵画家の溥心畲に師事し、さらにその後、斉白石のもとで13年間研鑽を積み、創作の技術と心得を学んだとされています。
花鳥画は許麟盧の得意とするところであり、生前は北京花鳥画研究会の会長職を務めるなど、中国花鳥画において大きな位置を持っていました。
本作では萩の花と、おそらくミサゴでしょうか。花鳥が存在感をもって描かれております。精緻ながら力強さを感じさせる筆運びが、今にも飛び立たんと思わせる迫力を表現しています。
中国軸をはじめとした中国骨董は、現在評価されやすい傾向にあります。評価の気になるお品物をお持ちであれば、査定からでも是非一度お問合せください。