今回ご紹介するお品物は「不動明王坐像」でございます。
こちらの仏像は1つの木材から彫られている一刀彫のお品物でございます。
光背や倶利伽羅剣などは外れるようになっておりますが、頭から下の土台までは1つの木を丹念に彫りあげて作られております。
続いて目元部分にご注目ください。

ギラギラと輝き、今にも動き出しそうな迫力が写真からでも伝わってきます。
こちらは目元部分をくり抜き、水晶をはめ込むことで表現されております。
これを玉眼と呼びます。
水晶に血管や瞳孔を描いて眼球を表現するため、非常に高い技術が必要だと言われております。
またこちらの仏像は全長155㎝とかなり大きくて立派なお品物でございました。
年代は若いお品物でしたが、彫刻の繊細さ、迫力を考慮してこちらの評価とさせていただきました。
貴重なコレクションをお譲りいただき誠にありがとうございました。