前島 秀章は、独学で木彫り作品を制作したことで知られる彫刻家です。
25歳で胃を摘出する手術を受け、生きることの大切さや喜びに気付いた彼は、木彫りの作品にその想いを込めるようになりました。
本作では、鬼が肘枕をしてくつろぐ姿が彫られています。
「鬼の居ぬ間に洗濯」ということわざがあり、怖い人や気兼ねする人のいない間に思う存分くつろぐことを意味しています。この鬼も「鬼」がいないうちに、日頃の苦労を忘れてひと休みしているようですね。
彼は昔から日本人が神として崇めてきたように木々を敬い、向き合いながら独自の世界観でいのちを表現しています。
ユニークで癒される彼の作品はとても魅力的で、世界的にも高く評価されています。
本作は上記に加えて、保存状態も比較的良好だったことなどから上記の査定結果となっています。