原 宏之『清水寺』

本作は、日本の心を映し出す画家「原 宏之」が手掛けた作品です。

原は福島県に生まれ、独学で日本画家を志しました。
四季の移ろいを、柔らかな色彩と繊細な筆致で描き、どこか懐かしく故郷を思い出すような温かい作風が特徴的です。

「清水寺」は京都府に位置しており、観光スポットとしてよく知られています。
778年に開創され、観音様の霊場(神仏のご利益があるとされる場所)として、古くから親しまれてきました。
10回以上も大火災にあいますが、厚い信仰によって何度も再建されています。

本作では、秋の清水寺の様子が描かれています。
色づく紅葉や夕日に重なる清水寺の美しさに、思わず圧倒されてしまいます。
日本独自の美が上品に表現されており、心安らぐ一作となっています。

本作は、これらのことや作品の状態などを考慮して、上記の査定結果となっています。