郎童は、篠笛の製管師である久保井郎童及び製管工房を指す名称です。郎童菅の篠笛は、特にその音色の美しさと職人技によって、多くの篠笛愛好者から高く評価されています。
篠笛(しのぶえ)は、日本の伝統的な竹製の横笛で、主に民謡や祭りの音楽、雅楽などで使用されます。
竹の素材感とシンプルな構造が特徴で、澄んだ音色が魅力です。また、篠笛は日本の文化や音楽に深く根ざした楽器として、多くの演奏者や愛好者に親しまれています。
篠笛は一本調子から十二本調子まであります。
 最もポピュラーなのは「八本調子」であり、広い音階をカバーできるので初心者向けとも言えます。
 本作は「六本調子」であり、E♭調の音程を持ちます。
 篠笛の調子は音域や指使いに特徴があり、演奏する曲の雰囲気や目的に応じて選ばれます。
人気の工房の製品であり、比較的人気の高い六本調子である点、状態の良さを考慮してこちらの評価となりました。