三浦 竹泉(みうら ちくせん)は、京都・京焼(および清水焼)を代表する名門窯元の名跡(屋号)です。初代から始まり現在まで代々続く窯元の屋号であり、現在は五代目まで襲名・継承されています。
本作は「四君子図」を赤絵で施した香炉です。赤絵による色絵付けがなされており、京都の伝統的磁器である「京焼」の流れをくむ作風になっています。
四君子図とは、中国絵画・陶磁でよくみられるモチーフで、「梅・竹・菊・蘭」の四つの草木を描いたものです。これらは、気品、清廉、気高さ、優雅などの象徴とされており、伝統的・文人的な美意識を反映しています。
茶道具や食器などを中心に、染付、色絵、祥瑞、金襴手など多彩な技法を用いた陶磁器を制作し、伝統と革新の融合を体現する京焼として高く評価されている点と、状態の良さを考慮してこちらの評価額となりました。