今回ご紹介するお品物は、勲章・徽章16点のコレクションでございます。
勲章や徽章は、階級や授与時期、保存状態のほか、付属品の有無などによって評価額が大きく変動するお品物です。また、現在では制度改正などにより廃止されたものも多く、歴史的資料としての側面からも高い関心を集めています。
今回は、その中から代表的な3点をご紹介いたします。
まず「勲八等白色桐葉章」は、1875年に制定された日本初の勲章制度に属する勲章の一つです。国家や公共に功績のあった人物へ授与されていましたが、2003年の栄典制度改正に伴い廃止されました。
続いて「勲七等青色桐葉章」は、同じく旧勲章制度における勲章の一つで、主に軍功のあった下士官や兵などへ授与されていました。こちらも制度改正により現在は廃止されています。
そして「功七級金鵄勲章」は、1890年に制定された軍人向けの勲章で、戦功を挙げた軍人に授与されていました。武功を顕彰する勲章として広く知られていましたが、第二次世界大戦後の1947年に廃止されました。
このように、勲章や徽章の中には現在では授与制度そのものが存在しないものも多く、当時の歴史や社会制度を今に伝える貴重な資料としての価値を持つものもございます。
今回のお品物は合計16点と点数が揃っており、保存状態も比較的良好でした。また、多くのお品物に箱や略綬などの付属品が確認できたことも評価のポイントとなりました。
これらの保存状態や資料的価値、市場相場などを総合的に考慮し、今回はこちらの査定評価とさせていただきました。