笹倉鉄平は兵庫県出身の、1990年にデビューした風景画家です。
「光の情景画家」と称され、柔らかな筆致で描き出される情景とパステル調の幻想的な色合いは、日常の一コマへ物語を与え、観る者を引き込むような作品となっています。
笹倉は1977年の大学卒業後、グラフィックデザイナーやイラストレーターといった職についていました。この頃は広告やパッケージデザインなどを行っています。1987年から毎日新聞カラー版で連載した欧州風景画シリーズが評判を呼び、90年に始めての個展を開催します。以後本格的に画家の道へと進みました。
その作品の多くはヨーロッパやアメリカの風景が元になっていますが、自然の色彩を感じ取る日本人ならではの感性が表れています。
現在まで多くの作品を描き、国内外問わず個展も開催しています。
中島千波は長野県小布施町出身の日本画家です。特に桜を描いた作品、シルクスクリーン『春輝枝垂れ櫻』などが、高く評価されています。
1945年、日本画家・中島清之の三男として生まれ、幼い頃より父から絵の手ほどきを受けていました。自身も日本画家になることを目指し、上京して東京藝術大学日本画科へ進みます。1969年に卒業し、そのまま同校の大学院へ進みます。同年、日本美術院の第54回院展で、初出品した作品が入選となりました。大学院卒業後も院展での活躍は続き、奨励賞などを複数回受賞しています。また、母校である東京藝術大学美術学部教授も務め、多くの若い画家を育成しています。
作品の多くは桜をはじめとした花がテーマとなっており、特に中島の描く桜は力強い幹と、繊細で儚げな花びらが見る者をひきつけます。また花以外に人間をテーマとした作品や、静物デッサンなども存在します。
根強い人気を持つ作家さんのため、意識すると作品を見かける機会は多いかもしれません。