藤城 清治は、日本を代表する影絵作家です。
影絵とは、動物や人物などに光を当てて、その影を投影したものの名称です。
影絵は日本だけでなく、あらゆる国で親しまれており、影絵芝居は世界的にもとても有名です。
元々絵を描くことが好きだった藤城清治は、大学在学中に影絵、人形劇と出合い、現在の『劇団 木馬座』を立ち上げました。
劇団木馬座は、当初『人形劇場ジュヌ・パントル』という名称でしたが、1952年に子供たちが親しみを持てるように『劇団 木馬座』と改名しております。
『劇団 木馬座』では、影絵、人形劇を使い、多くの名作を世に残しました。
1966年から日本テレビ系で放送されていた『木馬座アワー』では、名キャラクターであるケロヨンというカエルのキャラクターが誕生したことでも有名です。
そんな影絵作家である藤城清治の手掛ける作品は、日本のみならず、海外でも高い人気を誇り、現在でも美術品市場で高い評価を持っております。
栃木県那須郡には『藤城清治美術館』もあり、約150点以上の作品が展示されているとのことで、個人的にも行ってみたい美術館の一つです。
アンドレ・ブラジリエは、現代フランス絵画を代表する画家です。
1929年にフランスのソミュールで生まれ、その後多くの優れた作品を残されています。
20歳でフランスの名門美術学校であるエコール・デ・ボザールに入学し、画家モーリス・ブリアンションのもとで学びました。1952年のフロレンス・ブリュメンタル賞にはじまり、以降は多くの賞を受賞しており、有名画家として現在に語られるまでの人気を博しました。
鮮やかな色彩と柔かい動きのタッチによる、何処と無く懐かしさを感じさせる画風が特徴です。緑や木々、馬、バイオリンや女性像を好んで描き、抽象的でありながら生命力を感じさせる世界感は、一目見るだけで彼の作品であることがわかるほどのものです。
ブラジリエの作品では、リトグラフを目にする機会が多いと思います。馬の絵が柔らかいタッチで描かれていたら、アンドレ・ブラジリエの作品かもしれませんよ。是非ご自宅に馬の絵のリトグラフ作品が飾ってありましたら確認してみて下さい。
笹倉鉄平は兵庫県出身の、1990年にデビューした風景画家です。
「光の情景画家」と称され、柔らかな筆致で描き出される情景とパステル調の幻想的な色合いは、日常の一コマへ物語を与え、観る者を引き込むような作品となっています。
笹倉は1977年の大学卒業後、グラフィックデザイナーやイラストレーターといった職についていました。この頃は広告やパッケージデザインなどを行っています。1987年から毎日新聞カラー版で連載した欧州風景画シリーズが評判を呼び、90年に始めての個展を開催します。以後本格的に画家の道へと進みました。
その作品の多くはヨーロッパやアメリカの風景が元になっていますが、自然の色彩を感じ取る日本人ならではの感性が表れています。
現在まで多くの作品を描き、国内外問わず個展も開催しています。
中島千波は長野県小布施町出身の日本画家です。特に桜を描いた作品、シルクスクリーン『春輝枝垂れ櫻』などが、高く評価されています。
1945年、日本画家・中島清之の三男として生まれ、幼い頃より父から絵の手ほどきを受けていました。自身も日本画家になることを目指し、上京して東京藝術大学日本画科へ進みます。1969年に卒業し、そのまま同校の大学院へ進みます。同年、日本美術院の第54回院展で、初出品した作品が入選となりました。大学院卒業後も院展での活躍は続き、奨励賞などを複数回受賞しています。また、母校である東京藝術大学美術学部教授も務め、多くの若い画家を育成しています。
作品の多くは桜をはじめとした花がテーマとなっており、特に中島の描く桜は力強い幹と、繊細で儚げな花びらが見る者をひきつけます。また花以外に人間をテーマとした作品や、静物デッサンなども存在します。
根強い人気を持つ作家さんのため、意識すると作品を見かける機会は多いかもしれません。