大阪府出身の吉岡は、大学在学中の1974年にフランスへ渡り、アカデミー・グランド・ショミエールなどでさらなる技術を学びました。帰国後は、国内外で個展を開催するほか、数々の作品を発表・受賞し、現在では大学教授としても幅広く活躍されています。
なかでも特徴的なのは、彼の多くの作品が「イタリア・ルネサンスを彷彿とさせる作風」であるという点です。中世イタリアの味わい深い絵画を現代によみがえらせる作家としても高く評価されています。
代表的な作品としては、神秘的で奥行きのある女性像や、風景を背景にした歴史的建築物や動物を題材としたものが挙げられます。その技術は非常に高度であり、西洋の古典技法である「テンペラ」を駆使して制作されています。
美しく、そして中世ヨーロッパの時代背景までも丁寧に描き出す吉岡の作品は、見る者をまるでイタリア・ルネサンスの世界へと誘うかのような魅力にあふれています。
マセイ(Masey)はフランス出身の画家で、ディズニーファインアートの公認アーティストの一人です。
写真のようなリアリズムとディズニーキャラクターの表情や動きの一瞬を巧みに捉えた作風で、多くのファンを魅了しています。くまのプーさんや美女と野獣、ドナルドダックなどを題材にした作品が特に人気です。
彼のアートは、ディズニーの世界観を独自の視点で表現し、観る者に新たな感動を与えてくれます。
安西 水丸は、ユーモラスな作風が特徴のイラストレーターです。
書籍の装丁、絵本や漫画の執筆など多岐にわたって活動しました。
1942年、彼は東京で建築設計事務所を営む家に生まれました。
3歳頃に重い喘息を患い、母の故郷である千葉で幼少期を過ごします。
この故郷は彼にとって重要な存在となり、のちの作品にも多く登場しました。
大学を卒業すると、電通やニューヨークのデザインスタジオに勤めました。
帰国後、平凡社でADとなりデザイナーからイラストレーターへと転向。
1981年に「安西水丸事務所」を設立し、フリーのイラストレーターとなります。
また、作家の「村上春樹」とも親交が深く、多くの共著や装丁を手掛けました。
村上の小説には安西の本名である「渡辺昇」や「ワタナベノボル」という人物が度々登場しています。
彼は卓上の静物を多く描きました。
一本引かれた水平線や程よい脱力感のある作風が特徴的で、シンプルながら温かい作品ばかりです。
代表作には『ピッキーとポッキー』『象工場のハッピーエンド』『がたん ごとん がたん ごとん』などがあります。
ロメロ・ブリットは、ポップアート界を代表するアーティストです。
1963年、彼はブラジルの港湾都市で生まれました。
幼い頃から新聞紙をキャンバスにして、独学で絵を学んでいたそうです。
パリでのピカソやアンリ・マティスの作品との出会いをきっかけに、キュビズムとポップを合わせたスタイルを確立していきました。
その後はポップアートが盛んなマイアミへと移り、精力的に活動を続けています。
彼の作品は高く評価され、世界100か国以上のギャラリーや美術館で展示されております。
また、ABSOLUT VODKA(アブソルート ウォッカ)、コカ・コーラ、ディズニーなどの世界的ブランドともコラボレーションしています。
大胆な構図でモチーフが描かれた色鮮やかな作品には、彼の世界観である「希望」や「幸せ」が目一杯込められています。
作品をひとつ飾るだけで空間が明るく華やかになり、幸せを呼び込んでくれそうですね。
代表的な作品には『LAST SUPPER』『PINK ELEPHANT』などがあります。
1946年、愛媛県にて、画家・定岡玲艸子(れいそうし)を父に持ち誕生した洋画家で、親子二代にわたって活躍しました。主にヨーロッパ、特にフランス・パリの風景を題材に作品を描き、「父子二人展」などの展覧会も開催しています。
彼の作風は、パリの日常風景を題材に、力強い筆致と独自の色彩感覚によって描かれるのが特徴です。取材旅行を行うなど創作への探究心も旺盛で、制作した作品が受賞することもありました。
晩年には日本の風景も描くようになりましたが、1994年、48歳の若さで逝去しました。
色彩の調和と筆致の緩急のバランスが絶妙で、魅力あふれる作品を多く残し、現在でも多くの人々に愛され続けている作家です。
織田一磨は、主に都市の風景を描いたことで知られる版画家です。
生まれは東京ですが、12歳の頃に大阪へ移りました。
16歳になると、石版画工をしていた兄から石版画の技術を学びました。
その後1903年に東京へ戻り、川村清雄から洋画を学びました。
さらに「オットマン・スモリック」「金子政次郎」から石版画を学んだとされています。
葛飾北斎をはじめとした浮世絵の世界に心酔し、浮世絵の研究をしながら自身の作品制作の参考にもしていました。
彼は、時代とともに移り変わる街並みを作品に残しました。
主に東京を題材にしたものが多く、大震災前後の異なる姿が描かれた2つの作品は、織田の代表作として知られています。
代表作には『東京風景』『大阪風景』『憂鬱の谷』などがあります。