皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介するお品物はこちら。呉清源の書画でございます。
呉清源は、昭和期に日本で活躍したプロの囲碁棋士です。その活躍から「昭和の棋聖」とも呼ばれております。
生まれは1914年の中国福建省、その後は北京で過ごし、幼少の頃より父から囲碁を教わっていました。非凡な実力はこの頃から発揮され、北京で天才少年として話題になっていました。
招待されるような形で1928年に来日し、翌年には三段の段位が認められるなど、実力は日本棋院においても発揮されました。その後も「新布石法」の考案や卓越した成績で、日本囲碁界の一時代を築きました。
呉は棋士でありながら、書画を多く残しております。書画作家の作品というわけではございませんが、呉清源の知名度や人気の高さから、その作品も多くのコレクターから人気を集めております。
今回は専用の箱に保管されており、作品自体にもシミやヤケ等が見られず状態が良かったため、こちらの評価とさせていただきました。