今回ご紹介させて頂くお品物は、木彫り「雲中供養菩薩像」でございます。
雲中供養菩薩像は雲に乗り、祈りを捧げたり楽器を演奏して極楽浄土へ亡くなった人々を導く菩薩です。踊っている姿や太鼓を一生懸命叩いている菩薩など色々な姿形の菩薩がいて微笑ましくなります。京都府宇治市にある平等院鳳凰堂に行くと小壁にかけられているたくさんの菩薩達に会えるので興味のある方は一度足を運んで見てください。
今回お譲りいただいた菩薩は楽器を演奏したり、祈ったりはしていませんでしたがしっかりとしたまなざしで極楽世界へ導こうとしている様子が伺える一品でした。制作された年代は比較的若いお品物でしたが、木彫りで丁寧に仕上げられており作風も雲中供養菩薩という大変目を引くお品物だったため、こちらの評価とさせていただきました。