前島秀章は静岡県出身の彫刻家で、独学で木彫りの作品を制作し続けた作家です。
16歳の頃、運慶・快慶の作品に感銘を受け、立体作品の制作のきっかけとなり、17歳の頃から独学で制作を始めるようになりました。25歳の頃に十二指腸潰瘍で胃を摘出する大きな手術を経験します。一時は辞めることも考えたそうですが「生きることの大切さ」を知り、その喜びを作品に込めるようになります。
前島秀章の作品は見る人の心を穏やかにさせるようなものが多く、『風のメロディー』は特徴的な口をした優しい面持ちの像になっています。
今回はサイズの他、保存状態が良好のためこのような評価となりました。