『天台宗 十三仏』 まくり

今回ご紹介のお品物は『天台宗　十三仏まくり』です。

こちらのお品は、十三仏の中でも中央に大日如来を据えた、天台宗の作品です。関東の寺院に伝わったもので、一般に普及していない作品となります。

もともとは掛軸として制作されたものですが、軸装が外され、額装に改められていました。軸装を外された状態の作品は「まくり」と呼ばれ、もとの評価からは落ち着く場合がございますが、本品は寺院に伝来した由緒ある品であり、時代のあるの作品という点も相まって、こちらの評価とさせていただきました。