本作は、マカオグランプリの開催35周年を記念して発行された、シルバープルーフの500パタカ銀貨です。
マカオグランプリは、ポルトガルの統治下であった1954年に初開催され現在まで続く伝統あるモータースポーツイベントです。
政府の許可を取って公道を閉鎖し市街地をレース会場とする形式を特徴とし、開催当初は在住ポルトガル人などのレース愛好家のためのクラブレースとして始まりました。その後、ヨーロッパや日本などから実力あるドライバーが参戦するようになり、国際的なレースとして発展していきました。
1988年には初開催から35周年を迎え、その記念として本プルーフ銀貨が発行されました。表面には、マカオグランプリを象徴するレーシングカーとドライバーの姿が描かれています。
裏面には、帆船の意匠が配されています。この帆船は、ポルトガルの概要航海船を基にした図像であり、マカオが東西交易の中継地として果たした歴史的役割を象徴する意匠です。この意匠は貨幣や紙幣にも多く用いられており、マカオの歴史的背景を示す重要なモチーフとなっています。
本作は、専用ケースなどの付属品が揃っている点、保存状態が良好である点を踏まえ、こちらの評価となりました。